シックハウス症候群って?
皆さんは、「シックハウス症候群」という言葉をいつ頃から耳にするようになりましたか?近年では、この「シックハウス症候群」がマスコミに取上げられたり、法律やガイドラインも整備されたことで、ほとんどの人が知っている言葉になりました。
でも、この「シックハウス症候群」がどういうものであるかということについては、おそらく実際に体験した人でないと解らない部分も多くあるでしょう。単純に”化学物質アレルギー”と片付けられてしまうことがありますが、実は沢山の要因が複雑に絡み合って引き起こされることがわかってきています。
今まで、日本の住宅環境における室内空気の汚染問題は、石油ストーブや石油ファンヒーターなどの暖房器具から発生する窒素酸化物であったり、ダニ・カビなどのアレルゲンによるものが中心となっていました。しかし近年は住宅が高気密化され、建材や内装から放たれる化学物質が室内に溜まることで、空気中の汚染濃度だけが上がる状態になっています。この汚染された空気を吸ってしまうと、化学物質が体内に蓄積されてしまい、それが許容量を越えたときに、シックハウスの症状が現れるようになったのです。
シックハウス症候群という言葉は、決して医学的に定義されている言葉ではありません。しかし、近年アレルギー体質の人が増加傾向にある中、この問題は私たちの暮らしの中でも、とても重要な問題として捉えられてきています。
なお、シックハウス症候群という言葉は和製英語で、欧米ではシックビル症候群(Sick building syndrome; SBS)と呼ばれています。